推し活雑記

ゆるくまったりと。雑誌や参戦した現場の感想などの物置予定です。

IVVY TOSHIKI 卒業によせて

はじめに

この記事は俳優・立石俊樹さんをきっかけにIVVYを知り、気が付いたらIVVY箱推し(最推しはTOSHIKI)になっていたオタクが自分の感情を整理するために書いた文章です。
あっという間に年末です。大晦日になってしまいました。
年内にまとめたくて、ひたすらにキーボードを叩いています。
新年を迎える前に書き終えることができるのか…更新できていれば書き終えていますがとにかく間に合え~この気持ちは2021年に置いていきたいぞ!
とにもかくにも長文なので、読む方はお覚悟をお願いします!

2021年12月15日~16日に行われた“IVVY『PIE5E~Release party~』”東京公演と『TOSHIKI Graguation LIVE』に参加してきました。
久しぶりに参加できたライブが最推しのラストライブウィークで、ライブからはたくさんのメンバーの気持ちが伝わってきて、寂しさを感じつつもとても楽しくて素敵な時間でした!
一方で、頭では〝卒業〟の事実を理解しつつも、感情はまだ追いついていなかったりします。

気持ちの切り替えや整理が苦手な人間なので…文章としてアウトプットして気持ちを整理しよう!年内に!
そんな感じで書き連ねています。
自分のめんどくさい感情を整理していく文章なので、ライブレポではないです。
あしからず。

あとメンバーの名前は敬称を略させていただいています。

 

 

IVVY & TOSHIKIからLEAFの皆様へ

2021年5月26日、こんなタイトルの動画がファンクラブで公開されました。
タイトルだけで内容を察してしまって、ものすごく動揺したと同時に「ついにこの時が来たか」と感じました。
俳優としてとても多忙なTOSHIKIがグループを抜ける日が来ることはファンなら誰しもが予感していたんじゃないかなと感じています。
同時にシングルのリリースの告知もあり、嬉しいやら寂しいやら。
感情がぐちゃぐちゃになりました。

この時のことを思い返そうとしても記憶が飛んでいるんですよね…。
いつか必ず来ると思っていた瞬間ではあったのですが、どんなに覚悟していたつもりでも現実になると動揺してしまうのはどうしようもできないなって感じます。

 

IVVYを〝卒業〟という言葉の意味

昨今(にも限らないかな)アイドルのグループからの脱退や2.5次元舞台作品のキャスト変更を「卒業」と表現するムーブメントがあります。
個人的になんでも「卒業」という綺麗な言葉で片付けてしまうことには違和感を感じてしまうのですが、TOSHIKIのIVVY卒業に関しては〝卒業〟という言葉を使う意味がストンと納得できました。
納得できた理由のひとつにHIROTOの「TOSHIKIはIVVYでやるべきことをすべてやりきった」という言葉があります。
『ALL ME』のリリース時のインタビューで出てきた言葉だったと記憶していますが、記憶違いでしたらすみません。
TOSHIKIがIVVYを抜けたいという話は以前にも出ていて、そのたびにHIROTOが「今じゃない」と引き留めていた。
全力でTOSHIKIのことをグループに引き留めていた話は、卒業が決まる以前のインタビューでも出ていたのですが、ついに本当にIVVYを離れる日が来てしまいました。
でもそれって、HIROTOが〝今のTOSHIKIだったら大丈夫〟だと感じたからTOSHIKI卒業に至るわけなんですよね。

HIROTOの「(IVVYを)やめるのは今じゃないだろ」って言葉の意味が、『ALL ME』リリース前後のインタビューを読んでストンと心に落ちてきました。
いわゆる2.5次元舞台やその他の舞台でも、グループ活動をしながら俳優活動をしている20代の男の子ってかなりの数がいますよね。
舞台がひとつ決まると最低でも1.5カ月はグループ活動から離れなくちゃいけない。
舞台と両立できなくてグループをやめていく、もしくは原作人気のある作品の舞台化に起用されて一気にファンが増えてグループをやめていく。
そんな子も多いように感じています。
グループでの活動があることを足枷に感じてしまう、スケジュールがキツイ・厳しい、そんな想像は簡単にできてしまいます。
でもやめた先に何があるんだろう、とも思うんですよね。

HIROTOの「やめるのは今じゃない」という言葉は、「TOSHIKIの俳優としての基盤がまだ固まっていないからIVVYというホームを残しておくことでこの先何かあっても芸能界にしがみついていられる手段を残しておけ」という意味だったんだろうな、と感じた次第です。
俳優としてもしコケることがあったとしても、メジャーデビューしているグループがホームなら立て直せる。
そんな選択肢をTOSHIKIに残しておくために、IVVYが必要だったんだなって感じました。

だからHIROTOがTOSHIKIの「IVVYをやめたい」という言葉に引き留める考えにならなかった=TOSHIKIは俳優としてやっていくことができるだろうと確信できるところまで成長した、ということなんだと思っています。
実際今年は、初主演の『ミュージカル黒執事』があり、その後には初グランドミュージカル『ロミオ&ジュリエット』に出演しています。
私はどちらも現地での観劇はできませんでしたが、本当にものすごく俳優としての成長を感じさせてくれた作品でした。
特に『ロミオ&ジュリエット』は、階段を5~6段も一気に駆け上がったような、そんな成長を感じています。
そんな気迫を生で見せつけられたら、一緒に苦楽を共にしてきたメンバーとしてはTOSHIKIの背中を押すことしかできないんじゃないかなぁ…。
あくまでファンの勝手な推測なんですけどね。

TOSHIKIがIVVYというホームがなくても大丈夫になった。
IVVYでできることをすべてやりきった。
だからTOSHIKIはIVVYを卒業する。

とても納得できる〝卒業〟だと感じています。

 

TOSHIKIの抱えてきた気持ち

悩みつつも俳優業とIVVYの活動を両立させていきたいと思っていたTOSHIKIの気持ちに嘘はなかったと、個人的には感じています。
推しがファンに向けてそう言うなら、ファンとしてできることはその姿を応援していくことだと、私個人は考えていました。
不安や心配を抱えながらも、俳優・立石俊樹もIVVY・TOSHIKIも応援していきたい。
そう思いつつも、推しはどこか苦しさや不甲斐なさや申し訳なさも抱えているのだろうと感じていました。

ファンの勝手な推測だと承知の上で、書くのですが…。
長期公演が立て続けにあり、合間にも舞台がある中で、その隙間にIVVYの仕事がある。
俳優業の隙間でレコーディングをしたりMV撮影をしたりライブをしたりという状況がずっと続いていたことは、知っていました。
KENTO.iが語る言葉に象徴されると思うのですが、IVVYは常に上に上に伸びていこうとしているグループです。
そんなグループの中にいて、グループのパフォーマンスを磨くための練習時間を確保できないことは、相当なストレスだったんじゃないかと思います。

『ALL ME』のリリースイベントのオンラインフリーライブへのTOSHIKIの参加は一回だけでした。
ちょうど『ロミオ&ジュリエット』の公演期間と被っていた時期で、スケジュールが開いていたのがその一回だけだったのだと思います。
その日のTOSHIKIはとてもテンションが高くて、そしてミスも多くて。
「無理してるな…大丈夫かな…」そう感じたことを覚えています。
とってもいい表情で歌っていたことも事実なんですけどね。

推しの性格を考えると、IVVYのTOSHIKIが好きな人に自分が納得できていない状態のパフォーマンスを見せてしまうことは、相当にしんどいことだったんじゃないかと思います。
実際YU-TAとの対談で、似たようなことを話していました。
プロとしてステージに立つからには、今できる最高を見せたい。
もっと練習できれば、もっと時間があれば、と感じる日々が続いていたのだろうなぁ。
だからたびたび「IVVYをやめたい」と切り出していたんじゃないかな、とファンとしては思っています。

あとはIVVYのパフォーマンスのクオリティを自分が落としているという不安や、自分の人気が実力に見合っていないのではないかという気持ちも抱えていたんじゃないかな、とか思ってしまったり。
憶測でものを言うことは簡単なので、これ以上のことは語らないことにしますが。

でもね、ファンは推しを見ているものなので。
推しの仕事に対する姿勢や舞台上の推しから感じるもので、見えてきてしまうこと、伝わってきてしまうことはたくさんあると思っています。

 

お互いに前進するための〝卒業〟と〝新メンバー加入〟

TOSHIKIの卒業とほぼ同時に、新メンバー募集オーディションの告知もされました。
5人のIVVYが好きになったファンとしては急なことで、困惑して感情が追いつかないところがありました。
でもオーディションの告知があったことで、IVVYがTOSHIKIを送り出して自分たちも前に進む決意をしたことが伝わってきたんですよね。

TOSHIKIがいない4人のIVVYは、パーツが欠けたままのグループになってしまう。
解散という選択肢もあったグループを残すのだから、そこには新しい風が必要である。

そもそもファンに向けてメンバーの卒業と新メンバーの募集を両方告知してくれる必要もないと思うのです。
でもIVVYはそうしなかった。
発表があった時点で、TOSHIKIの卒業は半年以上先の話でした。
ちゃんと半年、ファンに時間をくれた。
そしてIVVYは新体制になりますよ、とお知らせしてくれた。
ファンに対してとても誠実なグループだと、少なくとも私個人は感じています。

2022年から、TOSHIKIは俳優・立石俊樹として、IVVYは新生IVVYとして、それぞれの道を歩んでいく。
そうなることをちゃんとファンに説明してくれるって純粋にすごいなって思います。
お互いに新しいステージへと進むために必要な選択をしたのだと、少なくともそう決意したのだと伝わってきました。

 

IVVY新体制のお披露目のタイミング

2021年12月16日『PIE5E~Release party~』東京公演2日目にIVVY新体制のお披露目がありました。
TOSHIKIがIVVY卒業の思いを語り、ソロ曲『ONE』を歌った後、登場した7人と新衣装と新曲に会場は呆然といった雰囲気で。
正直に言ってしまうと感情は全く追いつかなかったですが、新体制のお披露目をするならあのタイミングしかなかったように感じています。

TOSHIKIのラストライブは別の日に用意されている。
今のIVVYを応援してくれているファンに、新体制のIVVYを見てもらわないと意味がない。
だとしたらリリースパーティーの最終日しか考えられないなって、私でも考えます。

リリースパーティーの東京公演2日目のHIROTOのパフォーマンスに何となく固さを感じながら、それでもライブを楽しんでいたんですよね。
そこに新体制のお披露目がきて、HIROTOの緊張や気負いのようなものを感じて、彼のパフォーマンスに感じていた違和感に納得しました。
逆にYU-TAはすごく生き生きとしていたというか、すでに肝が据わったような今までにない気迫を感じたといいますか。
すごく熱のこもったパフォーマンスだったと感じています。

新体制IVVYの新曲は、今までのIVVYとは違った方向の曲でした。
そして新メンバー三人を加えた7人体制になります。
ボーカルだけじゃなくラッパーも増強する。

彼らのパフォーマンスを見て〝TOSHIKIの影を追うことは絶対にしない〟という強い意志を感じました。

加えて、メンバーが個人活動をしやすい体制のグループにしたいという思いもあるのだと感じています。
メンバーのグループ外での活躍を他のメンバーがサポートできる体制を構築していくことがIVVYの課題だということは、ひとりのファンとしても常々感じていたことでした。
その課題に彼らが向き合った結果が、7人体制のグループとして再始動する、ということなのだと感じています。

新体制のお披露目をして、それでも特典会をする(特典券の売り止めをしない)ってかなりの勇気がいると思うんです。
ファンからは必ず批判が出ることはわかっている。
それでもファンと直接話す機会をなくすことはしないって、ファンの批判も困惑も全部受け止める覚悟をしているってことですよね。
そう思っていたら『TOSHIKI Graguation LIVE』の最後でYU-TAがそんな挨拶をしていて、私が感じた覚悟は間違っていなかったなと確信しました。
HIROTOは常から矢面に立つ覚悟を決めているリーダーだと感じていましたが、今回YU-TAからそんな強い言葉が出てきたことが、そのまま彼の覚悟の強さなのだと思います。

HIROTOにIVVYの解散を思いとどまるように説得したのはYU-TAだから、だから彼がTOSHIKIの選択もHIROTOの選択も間違っていないと証明したい気持ちが一番強いのかもしれません。
YU-TAのパフォーマンスからは、これからのIVVYを自分が引っ張っていく、支えていくという覚悟と決意を感じました。

 

これからの未来のこと

12月19日の『TOSHIKI Graguation LIVE』を終えて会場を出ると、そこには一面のイルミネーションの海が広がっていました。
冬至間近の冬の夜を明るく照らすイルミネーションのように、俳優・立石俊樹の未来も、新体制のIVVYの未来も明るく輝いているといいな。
明るい未来を思わず重ねてしまいたくなる、そんな光景が目の前に広がっていました。

一番人気のメンバーがグループから巣立っていく現実をIVVYというグループはしっかりと受け止めていると思います。
夢は大きく、でもしっかりと自分たちの現状を冷静に見ることができている。
そんな彼らが語る夢と未来を、私はどうしても現実で見たいと感じています。
「ファンを後悔させない」そう言い切る彼らの作る未来は明るいと、私は信じたいです。

そして「素晴らしい未来で会いましょう」と語ったTOSHIKIの言葉も、私は信じて応援していきたいです。
俳優・立石俊樹はまだまだ成長できる、もっと上に行ける、そう確信できる2021年でした。

結局のところ、立石俊樹の魅力にもIVVYの魅力にも抗えなく応援し続けていくのだろうなー。
彼らが驕らずに彼らである限り、私は推すことをやめられないと思います。